DamaDamTal 2016~2019
読み方は“だまだむたる”。
DamaDamTal は、大塚 陽 と みきたまき、ダンスと非ダンスの間をどこへ向かうでもなく行き来していた2人によって
“あらゆる手段で、独自のファンタジーを忍び込ませようとする” パフォーマンスユニットとして始動した。
旗揚げ公演として2016年に「押し入れのだまだむたる」を上演するが、このスタートの厳しさと不甲斐なさと悔しさにより、パフォーマンスについての試行錯誤の航海に出ることになる。
その結果としてたくさんの人を巻き込みながら、数多くのパフォーマンスをする機会に恵まれるも、
その間も、パフォーマンスとはダンスか?ダンスはパフォーマンスか?の自問自答を繰り返した。
2019年の中之条ビエンナーレで、DamaDamTal は31日間の即興パフォーマンスの旅をもって作品とした。
この「砂塵旅行団」をそれまでの試行錯誤の一つの区切りと実感したわたしたちは
今度は自問自答よりも“パフォーマンスの可能性”にクローズアップしていこうと考える。
その矢先の2020年、全世界は新型コロナウイルスの脅威に包まれた。
この先のパフォーマンスの可能性について、DamaDamTal は新たな方向へ舵をきる。
いつの間にかダンスか非ダンスかなんて、もうどうでもよくなっていた。